愛育病院

▼現在のページ:トップページ > 診療科・医療センター・部門のご案内 > 看護部

看護部

患者さまへ

当院では、こどもからご高齢の方まで幅広い年齢層、様々な病気の方々の看護を行っています。特に血液内科は道内における重要な拠点病院で、高い専門性をもとにした看護も必要とされます。
 「地域の皆様に心から愛され信頼されることを目指して」の理念のもとで、思いやりのこころを大切にして、安心して入院生活が送れるよう患者さまのお話を傾聴したうえで、一人一人の患者さまのご要望に応じられる優しい看護を目指しています。

方針・目標

看護部方針

1.人間愛を基盤とした上で患者さまを理解し、援助を必要とする患者さまのニードを満たす看護を提供する

2. 患者さま、ご家族に対して常に傾聴の姿勢を持つ

3. 自己啓発が出来、それらを看護のなかでに生かし、看護の向上に務める


2022年度看護部目標

1.安全で質の高い看護の提供

  1. 患者さまに寄り添い、安全な看護を提供する
  2. 感染対策の確実な実施が出来る

2.人材の育成と自己啓発の推進

  1. 看護師長・主任の管理実践能力の向上
  2. 中間管理職の育成
  3. 病院の特殊性を踏まえた認定看護師の育成または採用

3.生き生きと働き続けられる職場環境作り

  1. メンタルヘルス、ハラスメントへの取り組みを意識した職場環境作り
  2. 人材の定着
  3. 看護補助者の離職防止、増員
部長挨拶

“愛育病院にきてよかった”と思って頂けるように、ひとりひとりの患者さま・ご家族の方へ、人間愛(思いやりをもつこころ) を大切にして、日々看護を提供させて頂きます。看護職員に対して「当院に就職してよかった」と思って頂けるように、ひとりひとりの看護職員を大切に教育させていただきます。

看護部長 藤巻優子

看護部教育体制

教育目標
1. 優しいこころと柔軟な考えに基づいた対応ができる看護師を育てる
2. 看護過程を大切にした看護展開が出来、常に研究心がある看護師を育てる

卒後教育(新卒者)
・プリセプター制度による個々に応じた指導とチーム全体での支援体制
・キャリアラダー別教育計画
・年次目標
・行動学習目標に到達できるためのサポート体制

  内容 教育担当者
4月 新人・新採用者集合研修
部署オリエンテーション
新人チェックリストを基に基本看護技術の指導
教育委員/所属部教育担当者/プリセプター
5月 トピックス研修
新人チェックリストを基に基本看護技術の指導
教育委員/所属部教育担当者/プリセプター
6月 新人3ヶ月研修
3ヶ月目目標面談
3ヶ月目チェックリスト・評価
教育委員/所属部教育担当者/プリセプター
7月 トピックス研修 教育委員
9月 新人6ヶ月研修
6ヶ月目目標面談
6ヶ月目チェックリスト・評価
教育委員/所属部教育担当者/プリセプター
2月 看護過程・事例検討発表会 教育委員
3月 1年目フォローアップ研修(シミュレーション)
1年目目標面談
1年目チェックリスト・評価
教育委員/所属部教育担当者/プリセプター
翌9月 2年目フォローアップ研修(GW) 教育委員

2022年の「看護部研修・事業一覧」はこちらです

ラダー別到達目標面談の実施

年間院内看護研修一覧
・新人看護研修・ラダー別研修・リーダーシップ研修・看護研究発表会・年間教育研修・看護必要度研修・看護助手研修・安全感染に関する研修・緩和ケア研修など

院外研修会
・看護協会主催・参加希望の研修会への参加支援体制・看護管理研修会・看護研究研修会・看護学会

診療科別研修会
・血液内科疾患別研修会・消化器内科疾患別研修会・化学療法の学習会・新採用医療機器説明会など

研修会写真集
[新採用者集合] 院長大きいです [新人研修実技] 早く習得しなきゃ
[新人研修実技] ちょっと緊張 [心電図研修会] わかりやすいゾ
[ラダーV リーダーシップ研修T] [新人研修実技] 緊急時、よしっ気合!
[新人研修シミュレーション] 患者さまの訴えによく耳を傾けて!
看護研究発表会

毎年、各部署からとても興味深い発表がなされ、活発な質疑応答があります。忙しい業務と並行して、看護研究の発展に努めています。

2019年度 発表演題

血液病センター:血液疾患患者と看護師が考える退院後の生活の不安の比較

4病棟:「イイね!カード」が看護師間のコミュニケーションにもたらす効果の検証

5病棟:排便量・便性状の認識統一の試み

内視鏡センター:カプセル内視鏡における電波障害の実際

手術室:手術室看護師の防災意識向上への取り組み

認定看護師サポート体制

・認定看護師習得のための支援
・各処遇面での応対
・皮膚・排泄認定看護師 活動支援体制

皮膚・排泄ケア認定看護師、外来看護主任 佐藤章子

平成26年に皮膚・排泄ケア(Wound, Ostomy and Continence Nursing: WOCナース)の認定を取得してから5年たち、今年は初回の更新時期でもあり一層張り切っています。現在は、外来主任として勤務する一方で、WOCナースとして当院各部署におけるケアへのかかわり、また、法人の関連病院に配置された褥創対策チームへの助言的役割も担い組織横断的に活動させていただいています。こうした活動も認知されて他院から専門的ケアを要する患者さまを積極的にご紹介いただくケースも増えてきました。これからも、入院患者さまはもちろん事、当院通院中のみなさまに安心して日々の生活を送っていただけます様、力の限り支援させていただきたいと思います。

感染管理認定看護師、看護部 疋田美帆

平成29年に感染管理認定資格を取得し、翌年ご縁があり愛育病院へ入職いたしました。血液内科がある当院は原病や化学療法に伴って、免疫力が著しく低下した患者さまが多く、対策の重要性を痛感させられます。耐性菌やウィルスが院内で伝搬し、感染がもたらされると原病自身に対する治療が困難となります。治療スケジュール変更が余儀なくされ、入院期間が延びるなど患者さまにとっても多大な不利益がもたらされます。昨今は薬剤耐性菌やインフルエンザ、ノロ、麻疹、風疹ウィルスによる院内感染がメディアによく取り上げられます。これらのアウトブレイクは、病棟閉鎖や不本意な風評被害など病院の基本的機能そのものに多大な影響をきたします。今後も正しい知識・方法による院内感染対策徹底に、そして安心・安全に入院できる病院づくりに協力させていただきたいと思っています。

各部署紹介

3病棟 (血液病センター)
 血液内科病です。無菌室35床(令和2年に無菌エリアを拡張しました)を有する55床の病棟です。全道各地から血液疾患の患者さまが、化学療法などを主な目的として入院されています。全ての患者さまに、安全かつ安心して入院生活を送っていただけますよう、一生懸命看護に取り組む毎日です。

4病棟 (外科・整形外科・血液内科・内科病棟)
 当病棟は、外科、整形外科、血液内科、内科の混合病棟です。一見つながりのない科同士の混合病棟に感じるかもしれませんが、確定診断のための生検や予期せぬ骨折の対応をはじめ、各科密接に連携して医療にあたり、あらゆる側面から多角的に関わりながら、患者さまの看護に懸命に取り組んでいます。

5病棟 (消化器内科・糖尿病内科・内科・小児科病棟)
 消化器内科では、アンギオ、ラジオ波を含む検査や処置、腫瘍性疾患に対する抗がん剤治療も行っています。糖尿病内科では、血糖コントロールのための管理栄養士による栄養指導、理学療法士による運動療法、自己注射指導、動脈硬化検査等による合併症の早期発見を行い、適切に対応しています。肺炎・気管支炎・腸炎に罹患した赤ちゃんやこども、腎臓病のお子さんが入院してきます。入退院が多い病棟ですが、当院の特徴である、小児〜高齢者まで幅広い年齢層の患者さまに安心した入院生活を送っていただけるよう、笑顔を大切に看護しています。

手術部
 年間約550件の手術を行っています。外科は主に腹腔鏡による消化器疾患(虫垂炎・大腸がん・胃がん)、整形外科では四肢骨折に対する骨接合術、人工関節置換などを扱っています。私たち看護スタッフは、手術開始時から、誤認防止・手術部位・術式をチーム皆で確認、患者さまに安心して手術を受けていただくよう安全・安楽に配慮しています。また、手術を安全かつ円滑に遂行するため、常に質の向上に精進、必要な技術を全力で提供するようにしています。中央材料室としての役割も兼務しており、質保証された滅菌物を準備、安全な医療器具と物品を各部署に提供しています。

外来
 外来では、各診療科の診察補助に加えて、検査・治療・予防接種・健康診断など様々な側面から医療に関わります。こどもからご高齢の方まで、また、急性疾患、様々な慢性疾患を抱えた患者さまに包括的な側面からアプローチしながら関わるようにしています。外来受診の間、限られた時間ではありますが皆様に安心してご帰宅していただくよう、病院の顔としてスタッフ一同日々の看護に努めています。

内視鏡センター
 消化器内科領域で行う内視鏡検査や治療、IVR(画像診断機器を用いて経皮的に針や管を病巣部に入れて治療を行う手技の総称)に携わっています。看護スタッフは、10名で、そのうち、内視鏡技師の有資格者が7名と臨床工学技士が1名おります。ESDやERCP関連の治療やIVRでは医師が手技に集中できるように、患者を観察し、身体的苦痛の評価を行い異常の早期発見・対応に努めています。内視鏡センターは、単独では機能しません。医師や放射線技師、外来や病棟と連携し、チームワークを大切に看護しています。

↑ このページのトップへ