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肝がんの手術

肝臓は

肝臓は、かぼちゃと同じくらいの大きさ・重さ(1000〜1500g)で、体の上腹部に位置する大きな臓器です。その働きはまず、血液中の有害な物質を分解・処理し、それらを胆汁や血液中に排出する解毒作用を行っております。また、胃・小腸・大腸で消化吸収された食物に含まれる各種栄養素は、門脈と呼ばれる血管によって肝臓に運ばれ、蛋白・脂質・炭水化物に合成されます。さらには、糖分をグリコーゲンとして肝臓に蓄え、必要時にエネルギー源として血中に放出しています。また、肝臓は胆汁(消化酵素を含んだ液体)を、1日1L前後産生します。胆汁の生成と代謝も肝臓の重要な働きの一つです。

肝がんは

肝臓がんは、肝臓に発生するがんと定義されますが、発生する細胞の違いによっていくつかの種類に分類されます。栄養素の合成・分解・解毒に関係する細胞(肝細胞)から発生するがんは「肝細胞がん」と呼ばれ、肝臓にできるがんのほとんどを占めております(約94%)。胆汁の通り道である胆管の細胞から発生するがん「肝内胆管がん(胆管細胞がん)」は二番目に多いとされておりますが、わずか4%にすぎません。

肝がんの原因

肝細胞がんはB型・C型肝炎のウィルス感染から、慢性肝炎や肝硬変などの慢性的な肝障害を経て発生する場合がほとんどです。しかし、近年ではアルコール性や脂肪肝などのウイルス感染以外が原因と考えられる肝細胞がんの報告も増えております。 一方、肝内胆管がんは肝内結石や肝吸虫など、さまざまな原因が指摘されておりますが、発生頻度も低く明確には解明されていません。

治療方針

肝細胞がんも肝内胆管がんも、いずれも切除可能であれば、外科的切除を行います。しかし、肝細胞がんの場合、前述のように慢性的な肝障害が背景にあることが多く、肝臓の機能が術後耐えられない場合や、病変の個数が多い場合など、外科的切除ができないと判断された場合には、他の内科的治療が選択されます(図37)。切除可能と判断された場合、肝予備能(ICG検査)によって、切除する範囲を決定します(図38)。 一方、肝内胆管がんは肝機能が比較的良い症例が多いので、遠隔転移がない場合、肝切除術が多く行われます。

fig37.肝細胞がんの治療選択(図37) 拡大して見る
fig38.肝細胞がんの選択術式(図38) 拡大して見る


診療実績(下記の疾患の手術に強みがあります)


  ■胃がんの手術■胃粘膜下腫瘍の手術 ■胃潰瘍・十二指腸潰瘍穿孔の手術
  ■大腸がんの手術■胆石症・胆嚢炎の手術 ■膵がんの手術■胆道がんの手術
  ■肝がんの手術/■鼠径ヘルニアの手術■痔核の手術

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