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胆道がんの手術

胆道とは

胆道とは、「胆」汁の通り「道」を指します。胆汁は消化酵素を含んだ液体で、肝臓で1日1L前後産生されており、肝臓で作られた胆汁は、胆管と呼ばれる管を通った後、十二指腸へ流れ出ます(図34)。途中で胆汁を濃縮し蓄えているところが胆嚢です。この胆汁の通り道に発生した悪性腫瘍が胆道がんと呼ばれます。

fig34胆道の解剖(図34) 拡大して見る


自覚症状

症状の多くは、がんによって胆汁の流れが阻害されるために生じる「黄疸」です。本来胆管から十二指腸へ流れ出るはずの胆汁中の成分であるビリルビンが血液中に入り込み、血液中のビリルビン濃度が高くなることで、「目が黄色い」「皮膚が黄色い」などの症状として現れます。これを閉塞(へいそく)性黄疸と呼びます。また、本来便中に排泄されるビリルビンが少なく、尿に排泄されるビリルビンが多くなるので、「尿が濃縮されている」「便が白い」などの症状も出現します。また、ビリルビンと一緒に胆汁酸と呼ばれる物質が血液内に入ると「皮膚の痒み」としても現れます。
 黄疸以外の症状では、胆管内圧が高まることで生じる腹痛や、がんの進行と共に食欲不振・全身倦怠感・体重減少などといった症状が現れる事もあります。

治療方針

他のがんと同じく、遠隔転移がなければ切除の適応となりますが、発生する部位によって、「肝門部領域胆管がん」「遠位胆管がん」「胆嚢がん」「十二指腸乳頭部がん」に分けられます(図35)(「肝内胆管がん」も胆管に発生するがんですが、肝臓がんに分類されます)。

(図35) 拡大して見る

術式の選択

肝門部領域胆管がんの場合、病変を取り切るには肝臓を切除しなければなりません。左右の胆管のどちらに病変の主座があるかにより、切除する肝臓の側が決まります(右葉切除/左葉切除)(図36)。
 一方、遠位胆管がん(十二指腸の出口側のがん)の場合や十二指腸乳頭部がんの場合は、膵頭部がんの場合と同じ、膵頭十二指腸切除が選択されます。
 胆嚢がんの場合は、がんの進行度によって、単純胆嚢摘出術・拡大胆嚢摘出術・肝葉切除術など変わってきます。

fig36.肝門部胆管領域癌の術式選択(図36) 拡大して見る


診療実績(下記の疾患の手術に強みがあります)


  ■胃がんの手術■胃粘膜下腫瘍の手術 ■胃潰瘍・十二指腸潰瘍穿孔の手術
  ■大腸がんの手術■胆石症・胆嚢炎の手術 ■膵がんの手術/■胆道がんの手術
  ■肝がんの手術■鼠径ヘルニアの手術■痔核の手術

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